雨の日も、泥だらけの現場も、これ一足で乗り越えてきた。
最初は正直、「ワークマンって作業着屋さんでしょ」くらいにしか思っていなかった。でもある雨の月曜日、通勤途中にスニーカーがびしょ濡れになって、靴下まで水が染みてきたとき——さすがにもう限界だと思った。
その日の帰り道、なんとなく立ち寄ったワークマンで手に取ったのが、今回紹介する防水シューズだ。値札を見て、思わず二度見した。「え、3,000円以下?」
それからおよそ8ヶ月。晴れでも雨でも、週4〜5日はこの靴を履いている。今回は、使い続けてわかってきたことを、包み隠さず書いていこうと思う。

ワークマンの防水シューズを買おうと思ったきっかけ
雨の通勤、地味にしんどかった
都市部で暮らしていると、梅雨や台風のシーズンは本当に毎日が憂鬱だ。傘を差していても、歩いていれば足元は跳ね返りで濡れる。水たまりをよけながら歩くのも疲れるし、駅に着くころには靴の中がじっとりしている。
毎日それが続くと、じわじわと消耗してくる。雨の予報が出るだけで気が重くなるような感覚、わかる人にはわかってもらえると思う。
それまではスポーツブランドのゴアテックス搭載スニーカーを使っていた。値段は2万円以上。最初の1年はよかったが、1年半ほど経つと防水性能が落ちてきた。正直、あの値段でそれか、という気持ちもあった。

同僚の一言が決め手になった
職場の同僚——建設現場の管理をしている人——が「ワークマンの防水シューズ、意外と普通に使えるよ」と教えてくれた。現場視察のときにも使っているという。
「ちゃんと防水だし、安いからダメになっても惜しくない。そこが一番いい」
この「惜しくない」という言葉が妙に刺さった。高い靴を毎日の通勤で酷使するのって、どこかで気を使っている部分があったんだと、そのとき気づいた。
買ったモデルと、手に取ったときの第一印象

選んだのはローカットタイプの防水スニーカー
店に行くと、防水系の靴がいくつか並んでいた。がっつりした安全靴タイプから、普段使いに近いスニーカータイプまで。
自分が選んだのは、見た目がシンプルなローカットタイプ。色はブラック。ビジネスカジュアルにも使えそうだったし、何より派手すぎないのがよかった。
価格は税込2,900円。手に持ったときの質感からすると、もう少し高いと思っていたので少し驚いた。
軽さに驚いた
防水シューズというと、どうしてもゴム長靴みたいな重さを想像してしまう。でも持ち上げてみると、思いのほか軽かった。「これなら一日中履けそう」と、その場で感じた。
アッパーは合成素材でマットな質感。縫い目に防水テープが施されているのが見えて、安っぽいなりにちゃんと作ってあるなという印象を受けた。ソールはグリップパターンがしっかりしていて、濡れた路面でも滑りにくそうだった。
8ヶ月使ってみてわかったこと、正直に書く

防水性能:★★★★☆
一番気になるところだと思うが、結論から言うと思っていたより全然しっかりしていた。
最初の梅雨シーズンに本格的に試されたが、雨の中を30分以上歩いても靴下は濡れなかった。くるぶし以下の水たまりなら、そのまま踏んでも問題ない。
ただ、3時間以上雨の中を歩き続けたり、くるぶしを超えるような深い水たまりに入ったりすると、縫い目や口元からじわっと水が入ってくることはあった。ローカットである以上、これは構造的に仕方ない部分だと思う。
毎日の通勤や街歩きなら、防水性能は十分すぎるくらいだ。
履き心地・クッション性:★★★☆☆
ここは価格なりかな、というのが正直なところだ。
インソールがそれほど厚くないので、1日1万歩を超えるような日は足の裏が疲れてくる。ただ、これは市販のインソールを入れれば簡単に解決できる。自分はドラッグストアで500円くらいのものを買って入れているが、それ以来は特に不満がない。
「インソールはセットで買うもの」と思えば、合計金額でもまだかなり安い。
デザイン・見た目:★★★★☆
ワークマンというイメージを良い意味で裏切ってくれた。
ブラックのローカットスニーカーはジーンズにもチノパンにも合わせやすく、カジュアルな格好ならちゃんとおしゃれに見える。職場で「その靴どこの?」と聞かれることが何回かあって、「ワークマンです」と答えると毎回驚かれた。
スーツやきれいめのオフィスカジュアルには少し厳しいかもしれないが、普段着レベルなら全く問題ない。
耐久性:★★★★☆
8ヶ月、週4〜5日ペースで使い続けているが、目立ったダメージはない。
アッパーの表面が少し擦れてきた部分はあるものの、防水機能が落ちた感じはまだしない。ソールの減りも、普通に歩いている分には問題ない状態だ。
1年以上使えれば、コスパ的には文句のつけようがないと思っている。
通気性:★★☆☆☆
ここだけは、使い始めてから少し気になり始めた点だ。
防水シューズである以上、通気性はどうしても犠牲になる。夏の暑い日に長時間履いていると、足の中が蒸れてくる。靴下が濡れるほどではないが、ムワッとした感覚はある。
自分は夏の晴れた日には通気性のよい別の靴に切り替えて、雨の日と秋冬に絞って使うようにしている。オールシーズン一足で、というのは少し難しいかもしれない。
使い続けて感じた「これはよかった」ポイント

気を使わなくていい、これが一番大きい
高い靴を毎日使っていると、どこかで「今日は雨降るかな」「汚れないかな」と考える瞬間がある。3,000円以下の靴だと、そのストレスがほぼなくなる。
水たまりはそのまま踏むし、泥道も迷わず歩く。たったそれだけのことで、毎日の移動がずいぶん楽になった。
街でもアウトドアでも、そこそこ使える
がっつり登山するわけじゃないけど、公園を散歩したり、川沿いを歩いたり、BBQに行ったりするシーンでも普通に活躍している。「ちょっと自然に近い場所を歩く」くらいの用途には、これで十分だ。
替えが利くという気軽さ
傷んでも、また同じものを3,000円以下で買い直せる。この「替えが利く」という感覚が、思った以上に気持ちに余裕をもたらしてくれている。
こんな人にはおすすめしたい

- 雨の日の通勤・通学で靴が濡れるのがストレスな人
- コスパを重視して靴を選びたい人
- アウトドアや現場仕事で防水性が必要な人
- まず防水シューズを一度試してみたい人
- 複数の靴をシーンに合わせて使い分けたい人
こんな人には向いていないかもしれない
- 本格的なトレッキングや登山に使いたい人
- スーツに合わせるフォーマルな防水シューズを探している人
- 足へのフィット感やクッション性を最優先したい人
- 夏場のムレがどうしても気になる人
- ブランドの見た目にこだわりがある人
こうした用途や好みがある場合は、もう少し予算を上げてゴアテックス搭載モデルや専門ブランドのアウトドアシューズを検討したほうが、結果的に満足度は高いと思う。
ワークマン防水シューズのお手入れ方法

長く使うために、自分が実践しているお手入れ方法も共有しておく。
日常的なケア
使い終わったら、まず濡れたまま放置しないことが大事だ。帰宅したらすぐに新聞紙や乾燥剤を中に入れて、形を崩さないように陰干しするようにしている。直射日光に当てると素材が劣化しやすいので、風通しのよい日陰が理想だ。
表面の汚れは、乾いてから柔らかいブラシや布で軽く払うだけで大体落ちる。泥が乾いてからこすると意外ときれいになるので、慌てて濡れた状態で拭かないようにしている。
定期的なケア
月に一度くらいのペースで、防水スプレーを吹きかけるようにしている。元々の防水加工に加えて、スプレーでコーティングしてやることで防水性能が長持ちする。防水スプレーはホームセンターや100均でも手に入るので、コストもほとんどかからない。
また、インソールは取り外して陰干しするか、定期的に新しいものと交換している。インソールを清潔に保つだけで、靴全体の臭いやムレが大幅に改善されるのでおすすめだ。
ワークマン店舗とオンラインの購入方法

店舗で購入するメリット
ワークマンの防水シューズを購入する際は、できれば店舗に足を運ぶことをおすすめしたい。靴はサイズ感が特に重要で、同じサイズ表記でもブランドやモデルによってフィット感が大きく異なる。
自分の場合、普段は27.0cmを履いているが、ワークマンのこのシューズは少し小さめに感じたので27.5cmを選んだ。実際に試し履きしてから決められたのは、店舗購入ならではの安心感だった。
店舗はワークマンプラスとして都市部にも展開が増えており、以前に比べてずいぶん立ち寄りやすくなった。
オンラインで購入する際の注意点
ワークマンの公式オンラインストアでも購入可能だ。ただし、サイズは少し大きめを選ぶか、口コミのサイズ感レビューをよく確認してから購入することをおすすめする。
また、人気モデルは在庫切れになることも多いので、欲しいモデルを見つけたら早めに確保しておくのが賢明だ。シーズンによって新モデルが出ることもあるので、公式サイトを定期的にチェックしておくといい。
他の防水シューズと比較してみると

参考までに、自分がこれまで使ったことのある防水シューズとざっくり比較してみた。
| 項目 | ワークマン防水シューズ | ゴアテックス搭載スニーカー(有名ブランド) | 一般的な防水スプレー処理済みスニーカー |
|---|---|---|---|
| 価格 | 約2,900円〜 | 15,000〜25,000円 | 5,000〜10,000円 |
| 防水性能 | ◎(日常使いには十分) | ◎(高性能) | △(時間が経つと低下) |
| 履き心地 | △〜○(インソール追加で改善) | ◎ | ○ |
| デザイン | ○(シンプル) | ◎(豊富) | ○ |
| 耐久性 | ○(8ヶ月以上問題なし) | ◎ | △〜○ |
| コスパ | ◎ | △ | ○ |
この表を見ても分かるとおり、価格帯を考えると圧倒的なコスパを誇っているのがワークマンの強みだ。性能面で有名ブランドに劣る部分はあるものの、日常使いのレベルであれば差を感じる場面はそれほど多くない。
8ヶ月使った総評
正直なところ、最初は「安かろう悪かろうかな」という半信半疑の気持ちもあった。でも実際に使い続けてみると、日常の防水シューズとしては十二分な実力を持っていることがよくわかった。
雨の日の通勤ストレスは格段に減ったし、アウトドアにも気軽に持ち出せる。コスパ面では、どのシューズと比べても圧倒的だと感じている。
もちろん、高価な防水シューズと比べれば細かい部分での差はある。クッション性、通気性、フィット感など、妥協している部分もある。でも、「毎日の雨の日を快適に過ごしたい」という目的にはしっかり応えてくれている。
ワークマン防水シューズの代わりになるオンライン購入できる代替品
ワークマンの店舗が近くにない場合や、オンラインで手軽に購入したい場合、AmazonやRakutenでも防水シューズの選択肢はいくつか存在する。以下に、参考となる3つの商品を紹介する。
比較表
| 商品名 | 特徴 | Amazon | 楽天 |
|---|---|---|---|
| [フォクスセンス] スニーカー 【立ったままスッと履ける 理学療法士推薦】 | 着脱のしやすさ重視 | Amazonで見る | 楽天で見る |
| [イーシス] isis-cs-005-bk 防水シューズ コックシューズ レインシューズ ローカット | 防水・業務用途向け | Amazonで見る | 楽天で見る |
| [マルゴ] 防水シューズ レインシューズ ガーデニング ローカット 厨房靴 | 屋外・厨房兼用設計 | Amazonで見る | 楽天で見る |
各商品について
1. [フォクスセンス] スニーカー 【立ったままスッと履ける 理学療法士推薦】
かがまずに着脱できる設計が特徴のスニーカーで、通勤や日常の移動など、頻繁に靴の脱ぎ履きが発生する場面での使用を想定した一足だ。理学療法士の推薦という点から、足への負担を考慮した設計が採用されている。
2. [イーシス] isis-cs-005-bk 防水シューズ コックシューズ レインシューズ ローカット
厨房や現場など、水や油が飛びやすい環境での使用を前提に設計された防水ローカットシューズだ。コックシューズとしての機能も備えており、屋外の雨天時だけでなく、業務用途にも対応できる仕様となっている。
3. [マルゴ] 防水シューズ レインシューズ ガーデニング ローカット 厨房靴
ガーデニングや厨房など、水や泥が付きやすい環境での使用を想定したローカットタイプの防水シューズだ。屋外作業から室内の水回り作業まで、幅広いシーンへの対応を目的とした設計となっている。
まとめ|ワークマン防水シューズはコスパ最強の一足
改めて、この8ヶ月間のレビューを一言でまとめるとしたら、
「3,000円でこれなら、文句のつけようがない」
これに尽きる。
防水シューズに何万円もかけることに抵抗がある人、まず防水シューズを試してみたい人、普段使いにコスパのいい一足を探している人、そういった方にはぜひ一度試してみてほしい。
雨の日の朝、「今日は足が濡れないな」というだけで、一日の気分が少し変わる。そのちょっとした安心感を、ワークマンの防水シューズは3,000円以下で与えてくれる。それだけで、十分に価値のある買い物だと思っている。
梅雨や秋雨シーズンが来る前に、ぜひ一度ワークマンの店舗をのぞいてみてほしい。きっと、予想以上のコスパに驚くはずだ。
※本記事は個人的な使用経験に基づくレビューです。商品の仕様や価格は時期によって変更になる場合があります。購入の際は公式サイトや店舗にて最新情報をご確認ください。
